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高尾の天狗は寝て暮らす2009-03-13(Fri)


和名:テングチョウ(本土産亜種)
学名:Libythea celtis celtoides 英名:Nettle-tree Butterfly
東京都八王子市木下沢/2008.4.22
Olympus E-3//ZuikoDigital ED50-200mmF2.8-3.5

高尾山と言えば天狗伝説である。高尾の天狗は十郎坊と言う名で、美濃国の大天狗、太郎坊の末弟子と言われる。高尾山の頂上にある薬王院が祀るのは大天狗・小天狗で、この地は天狗と縁が深い。そのため、JR中央線高尾駅のホームには、巨大な天狗の頭の石像が鎮座している。
無論天狗は想像上の存在であり、現在の高尾山には居ない(但し、明治時代に鉄道を敷設するときには、天狗の妨害に遭ったと言う伝承がある)。しかしその代わりに、現在のこのあたりにはテングチョウが多く生息している。

この蝶、実に撮影が難しい。第一に、翅の裏面は木の葉にそっくりで、非常に見つけにくい。第二に、人の気配に敏感かつ飛翔も敏捷でなかなか近寄らせてくれない。第三に、静止時には翅を半開きにする習性があって、せっかくのオレンジと白の紋様を綺麗に見せてくれない。
一応北海道から沖縄までの全国の山地から平地の雑木林の周辺に広く生息するので、目にする機会は決して少なくないのだが、少なくとも私に関して言えば、なかなか満足の行く写真が撮れない蝶である。

ちなみに、この蝶に出会う季節が限られると言うのも比較的撮りにくい理由に追加しても良いかも知れない。というのも、この蝶は6~7月に羽化すると夏には夏眠してしまい(夏眠の習性を持つ蝶は少なくない)、一部の個体は秋に活動を再開するが、大半は翌年の春まで、秋とそれに続く冬をぶっ通しで眠り続けると言う、何ともいぎたない習性を持つからである。
恐らくこれは、早春に産卵することで、幼虫の食草であるエノキの若葉が柔らかい時期に幼虫の育つ期間を合わせるための「時間調整」とも言われているが、1年のうち9~10ヶ月もの間眠り続ける蝶というのは他に例が無い。
ともかく、まさに「寝て暮らす」と言う形容が相応しい高尾の天狗も、もうじき冬眠から目覚めて活発に動き出す季節である。今年こそは奇麗に開翅したところを撮ってみたいと願っているのだが、天狗の神通力の前にどこまで頑張れることやら。
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Author:越渓
写真趣味の一部のはずが、いつのまにやら蝶撮りにハマった2児のパパ。
基本的にリンクフリーですが、寂しいので一応お知らせいただけると、管理人がとても喜びます。

なお、psyche(プシュケー)とは、ギリシャ語で「魂」「心」と同時に「蝶」の意味があります。

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