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可憐なしっかり者2009-04-11(Sat)


和名:ベニシジミ
学名:Lycaena phlaeas daimio  英名:Small Copper
静岡県伊東市鎌田/2009.03.30
Olympus E-3//ZuikoDigital ED50-200mmF2.8-3.5

シジミチョウの仲間は概して小さく、それが故に目立たない。蝶マニアにはその隠れた美しさは名高いが、蝶に興味が無い人の眼に留まるのは、せいぜいが派手で押し出しの強いアゲハの仲間か、見た目が清楚なモンシロの仲間であり、吹けば飛ぶようなちっぽけなシジミなんて、そもそも視界にすら入らない。ところがこの蝶だけは、その色柄のせいでよく眼に留まり、潜在的に虫嫌いを多く抱える婦女子連にもさほど嫌われず、「カワイイ」と言われることが多い。

恐らくその秘密は、この蝶がインパクトの強い色彩を持つ割には、非常に小さいことにあるのだと思う。
この仲間、翅を閉じて止まるものが多く、少し離れたところからだと、大抵の場合は白、もしくは黒(褐色)の点粒にしか見えないのに対して、こいつだけはちゃんと赤に見える。「おっ?」と思って近づくと、朱色の中に黒い斑点があって、少々あざといくらいに可愛いデザインなのである。恐らく、この蝶を絶滅危惧種と騙り、写真を見せて環境保護を呼びかけたら(実際のところ、全く保護の必要はないほどたくさん生息している)、その日のうちにかなりの署名を集めることが可能かも知れない(苦笑)。

ところで、この蝶の幼虫の食草はスイバやギシギシなどの蓼の仲間。「蓼食う虫も好き好き」と言う言い回しに出てくる「虫」とは、実はこのベニシジミの幼虫だと言う。この草にはシュウ酸が大量に含まれるため、人間が食うには茹でてあく抜きをしなければ食えたものではない。逆にこの蝶は、他の虫が食わないこのような草を食草にすることで生存競争を回避し、繁栄を維持してきたと言うことになる。見かけによらずしっかりモノと言うわけだが、やはりこの蝶、実際に眼にするととても可愛い。特にこの時期、羽化から間もない新鮮な個体で、特に上の写真のように後翅に青い点状紋がはっきり出ているもの(個体によってこれがあるものと無いものがある)に出会えると嬉しく感じる。
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Author:越渓
写真趣味の一部のはずが、いつのまにやら蝶撮りにハマった2児のパパ。
基本的にリンクフリーですが、寂しいので一応お知らせいただけると、管理人がとても喜びます。

なお、psyche(プシュケー)とは、ギリシャ語で「魂」「心」と同時に「蝶」の意味があります。

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