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気の毒なスリム美人2009-05-06(Wed)


和名:オナガアゲハ
学名:Papilio macilentus 英名:Long Tail Spangle
東京都八王子市日影沢/2009.05.03
Olympus E-3//ZuikoDigital ED50-200mmF2.8-3.5

漫画やイラストに出てくる女の子のプロポーションと言うのは理想化されているのが相場で、実際にその通りの体型のひとがいたりすると、かなり違和感を覚えるに違いない。これは女の子の絵に限ったことではなく、様々な意匠に使われる蝶、特にアゲハのシルエット等は、実際よりも翅の形が細く絞られている場合が多いように感じている。
中にはまるでX字がそのまま舞っているかのようなデザインのものもあって、蝶好きの眼からは「どんなアゲハやねん」と突っ込みたくなることもある。もしかすると、アゲハの最大の特徴の一つに、後翅内側が弧を描いて凹んでいると言うのがあって、他の蝶よりも視覚的にスリムに見えることで、描き手のデフォルメ心を刺激するのかも知れない。

ところが、実際にそんなアゲハが居たりするから面白い。上の画像の蝶は、一見クロアゲハのように見えるのものの、実はオナガアゲハと言う別種の蝶。クロアゲハの後翅を細くして、尾状突起を引き延ばしたような形をしていて、視覚的にかなりスリムな印象である。
この蝶、クロアゲハと別種とは言ってもかなり近い種なのだが、専ら低山地の渓流沿いに生息していて、クロアゲハのように街中にまで姿を現すことは滅多に無い。聞くところによれば、最近は生息地が限られてきており、徐々に個体数を減じつつあると言う。
クロアゲハに酷似していて、一般の人々からは実際のアゲハ以上に「アゲハらしい」と受け取られがちなその姿のせいか、山を訪れる人の中で、この蝶が「オナガアゲハ」と言う別の種だと言うことに気付く人は、蝶好きを除けば殆ど居ないも同然である。上の画像を撮っているときも、脇を通り過ぎたおばちゃんハイカーたちから「クロアゲハ」と呼ばれていた。決して目立たない蝶ではないのだが、人間が抱くイメージのせいで、本当の名で呼んでもらえないとは、いささか気の毒な蝶である。
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Author:越渓
写真趣味の一部のはずが、いつのまにやら蝶撮りにハマった2児のパパ。
基本的にリンクフリーですが、寂しいので一応お知らせいただけると、管理人がとても喜びます。

なお、psyche(プシュケー)とは、ギリシャ語で「魂」「心」と同時に「蝶」の意味があります。

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