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可憐なお姫様2009-08-04(Tue)

和名:ヒメシジミ♀
学名:Plebejus argus micrargus 英名:Orange Hairstreak
群馬県吾妻郡嬬恋村某所/2009.7.18
Olympus E-3//ZuikoDigital ED50-200mmF2.8-3.5
草原性のシジミチョウの中で、以前から是非見てみたいと思っていた蝶の一つが、このヒメシジミ。環境省RDBで準絶滅危惧種とされ、全国23都府県のレッドブックに何らかの形で掲載されており(東京都・神奈川県では絶滅種、山口・島根・埼玉で絶滅危惧I類指定)、全国的に急速に数を減じつつある蝶でもある。
この蝶のどこが好きかと言えば、翅裏のデザイン。ツバメシジミなどでは後翅の一部にしか現れない橙色の紋様が、前後翅の外縁全体に現れる贅沢さに加え、♂は全体に青みがかかる一方、♀は赤みがかかるという対照ぶりが、この蝶の可憐さを更に際立たせるのである。
上の画像は田舎太郎さんとの蝶撮りで出会った♀。なぜかこの蝶は、前翅と後翅が離れるほどピンと張って開翅することが多いらしいのだが、実際に眼にしたその様子は、まるでうんと伸びをしているかのようで、殊更可愛らしいものだった。今回の遠征では♂の翅裏を撮れなかったのがちょっと心残りだが、幸いこの蝶は、私の山荘の近くの草原にも生息しているようである。8月の第二次遠征の時には、シーズン終盤ではあるが、是非ともがんばって♂(できることなら♂♀の対比が美しい交尾シーンも)の翅裏を撮ってみたいと考えている。
※生息ポイントについては、ご紹介いただいた場所と言うこともあり、お問い合わせには応じかねますので予めご了承下さい。
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