スポンサーサイト--------(--)
ホソオチョウ初見2010-05-18(Tue)

和名:ホソオチョウ♂
学名:Sericinus montela 英名:Sericin swallowtail
東京都武蔵村山市岸/2010.05.05
Olympus E-3//ZuikoDigital ED50-200mmF2.8-3.5
見かけるとなんだか気まずい、でもつい追いかけてしまう。そんなホソオチョウに今年も狭山丘陵で出会った。付近ではこの外来種の定着を防ぐために、大々的にウマノスズクサ刈りが実施されたと聞くが、どうやらそんな「逆境」にめげずに羽化したもののようである。
この蝶、過去あちこちで幾度も発生が報告され、その度に幼虫の食草を共にするジャコウアゲハへの圧迫が懸念されていたが、根本的なところで生命力が弱いらしく、結局は定着することなく、数年で姿を消すと言うことが繰り返されて来た。恐らく日本では、人の手助けがなければ勢力を維持できない蝶なのだろう。
一番心配なのは、この蝶の定着を恐れるあまり、前述のようなウマノスズクサ刈りが蔓延し、却ってジャコウアゲハの生息環境が損なわれること。私は決してこの蝶を擁護する立場ではないが、結果としてジャコウアゲハの地域個体群の存在を脅かすのであれば、角を矯めて牛を殺すことになりかねないのではないか、と思ってしまうのである。
スポンサーサイト
コメントの投稿