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たとえ我が身を捨つるとも2008-11-26(Wed)


和名:ウラナミシジミ
学名:Lampides boeticus 英名:Long-tailed Blue
東京都調布市大沢/2007.10.
Olympus E-500//Sigma APO 50-500mmF4-6.3 EXDG/HSM

画像は昨年秋に撮ったウラナミシジミ。一般的にシジミチョウの仲間は翅の表の「ガンメタ塗装」が人気なのだが、この蝶も例によって瑠璃色のガンメタ仕様。しかし、それと同じくらい人気があるのが裏面のさざなみ模様と、後翅端の紅い眼状紋、そして糸のように細く突き出た糸状突起(写真ではちょっと解りにくい)の愛くるしさで、蝶マニアの間でもそこそこ人気がある。

この可憐な蝶、見かけによらず大変な開拓者魂の持ち主で、本来の生息地が熱帯~亜熱帯であるにもかかわらず、夏から秋にかけて、世代を繰り返しながら物凄い勢いで生息域を北に拡大するという習性がある。日本では北海道南部あたりまで北上する事が知られていることから、温度変化に強い蝶と思いきや、実際には東京あたりでさえ越冬することができないほど寒さに弱い。つまり、夏の間に中部地方から北に進出した個体を待ち受けているのは、秋冬の寒さによる玉砕ということで、せっかくの大遠征も例外なく只の犬死にに終わってしまうという哀れな運命なのである。

東京でも秋口に多く眼にする蝶であることを考えると、大量死を招くだけのこの習性は不合理に思われるのだが、これはこれで一種の繁殖戦略だと言う。この蝶は繁殖力が強いので、殆どが死滅したとしても、越冬できる場所にたどり着けた仲間が少しでも居れば、それで充分生息域が拡大できるわけで、生物学的には決して合理性に欠くわけではないとの由。つまりこの蝶は、種を挙げて腹を括った上で、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」を地で行っているわけである。
まあ、その繁殖戦略のあまりの大雑把さには、もうちょっと賢いやり方だってないわけではあるまいに、と溜息をついてしまうのだが、それでも「ボクはどうなってもいいんだ。仲間のうちの一匹でも約束の地を踏む事ができれば・・・」とでも言わんばかりの果敢な開拓者魂には、少なからず心を動かされるものがある。
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Author:越渓
写真趣味の一部のはずが、いつのまにやら蝶撮りにハマった2児のパパ。
基本的にリンクフリーですが、寂しいので一応お知らせいただけると、管理人がとても喜びます。

なお、psyche(プシュケー)とは、ギリシャ語で「魂」「心」と同時に「蝶」の意味があります。

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