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密かな危機2008-09-11(Thu)


和名:オオチャバネセセリ
学名:Polytremis pellucida 英名:Flower Swift
長野県東御市池ノ平/2008.8.20
Olympus E-3//ZuikoDigital ED50-200mmF2.8-3.5

今回の滞在で一番沢山目撃した蝶は、と問われたら、間違いなく一番に挙げるのがこのオオチャバネセセリ。浅間高原が日本を代表するキャベツの大生産地であることを考えれば、モンシロチョウが筆頭に来そうなものだが、印象ではそれを上回るマジョリティである。
とにかくこの蝶、晩夏の高原の至る所に居て、標高1,000m付近の別荘地から、2,000mを超える亜高山帯まで万遍無く見られた。写真は池ノ平湿原で長男の手に乗ってきた個体だが、最初は喜んで撮っていたのに、うんざりするほどの数のこの蝶を見ているうちに、だんだん同定するのが面倒になってしまったほどである。このことは、基本的にこの種が一定のタフさと環境への高い適応性を持っていることを示しており、実際古い図鑑によれば、この蝶の生息地は都市郊外の平地からかなり高い山地までとされている。

しかしながら、現在この蝶を平地で眼にする機会は急速に失われつつあると言う。特に関東から西日本にかけての太平洋岸では、複数の県で絶滅危惧種指定がなされているのが実情である。
不幸なことに、この蝶は普通種であるイチモンジセセリと殆ど見分けが付かないデザインで、恐らく平地で実質的な絶滅を迎えたとしても、殆どの人は気付きすらしないと思われる。希少種の保護ばかりが声高に叫ばれる一方で、かつて普通種とされていた蝶が知らないうちに生息域を狭めつつあると言うのはかなり深刻な事態であるのだが、我々はなかなかそのことに気付かない。
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Author:越渓
写真趣味の一部のはずが、いつのまにやら蝶撮りにハマった2児のパパ。
基本的にリンクフリーですが、寂しいので一応お知らせいただけると、管理人がとても喜びます。

なお、psyche(プシュケー)とは、ギリシャ語で「魂」「心」と同時に「蝶」の意味があります。

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